夏は足がむくみやすい?暑い季節の下肢静脈瘤対策
暑い日が続くと、「夕方になると足がパンパンになる」「ふくらはぎが重く感じる」「靴下の跡がなかなか消えない」といった足のむくみが気になることはありませんか?
夏は薄着になるため、足の血管が目立って「もしかして下肢静脈瘤?」と気づく方もいるかもしれません。
今回は、暑い季節に気をつけたい足のむくみと下肢静脈瘤について、日常生活でできる対策をご紹介します。
下肢静脈瘤とは?
下肢静脈瘤は、足の静脈にある弁がうまく働かなくなるなどして血液が逆流し、静脈が拡張した状態です。
足の血管が浮き出たり、こぶのように膨らんだりするほか、
・足がむくむ
・足が重い、だるい
・ふくらはぎがつる
・足がかゆい
・皮膚の色が変わる
などの症状がみられることがあります。
夏に足のむくみを感じやすいのはなぜ?
暑くなると、身体は熱を逃がすために皮膚の血管を広げます。そのため、足に血液がたまりやすくなり、むくみや重だるさを感じることがあります。
また、夏は冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、暑さのために運動量が減ったりすることもあります。
特にデスクワークなどで長時間座ったままの方や、立ち仕事が多い方は注意したいところです。
夏に取り入れたい5つの足ケア
1.同じ姿勢を長時間続けない
座りっぱなし、立ちっぱなしをできるだけ避けましょう。
デスクワークなら、ときどき立ち上がって歩くだけでも構いません。足首を動かしたり、かかとの上げ下げをしたりして、ふくらはぎの筋肉を動かすのもおすすめです。
2.無理のない範囲で歩く
ふくらはぎの筋肉には、足にたまった血液を心臓へ戻す働きを助ける役割があります。
暑い時間帯を避け、朝や夕方などに無理のない範囲でウォーキングを取り入れてみましょう。
3.水分補給を忘れない
暑い季節は汗をかくため、こまめな水分補給も大切です。
ただし、むくみを気にして水分を極端に控えるのはおすすめできません。暑い日は熱中症予防のためにも適切な水分補給を心がけましょう。
4.休むときは足を少し高くする
一日の終わりに足のむくみを感じたら、横になって足を少し高くして休む方法もあります。
クッションなどを利用すると手軽です。
5.弾性ストッキングを上手に利用する
下肢静脈瘤や足のむくみ対策として利用されるのが「弾性ストッキング」です。
足首部分を強く圧迫し、上に向かうほど圧力が弱くなるように設計されたものがあり、足から心臓へ血液が戻るのをサポートします。
ただし、「強く締め付ければよい」というものではありません。
サイズや圧迫圧が合っていないものを使用すると、かえって負担になることもあります。特に治療目的で使用する場合や持病がある場合には、医師などの医療専門職に相談して、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
「いつものむくみ」と思わずに
足のむくみは珍しい症状ではありませんが、
「以前より血管が目立つようになった」
「片方の足だけ症状が強い」
「痛みや皮膚の変化がある」
「むくみがなかなか改善しない」
といった場合には、自己判断だけで済ませず医療機関に相談しましょう。
特に、突然片脚が腫れたり、痛みや赤みが出たりした場合には、下肢静脈瘤以外の病気が隠れている可能性もあります。
暑い夏は身体だけでなく、足にも負担がかかる季節です。
毎日のちょっとした運動や休息、そして必要に応じて弾性ストッキングを上手に取り入れながら、足をいたわって夏を乗り切りましょう。